非親告化が云々

別にこの件(ジャンル)に限らんのだけども、世間体のある人が、影響力を持つ人が、生業にしてるような人が、語る際というか、取り組まんとする際には、可能な限りパラレルというか、多面的な言及やビジョンが必要なのだと思います。んでんでんで、記事題での「著作権の非親告化云々」に関して言えば、よくあるパターン、というかネット上での定番は「非親告化断固反対」に固まっています。そこにあるのは反対だけ。「非親告化させない」にしかなっていない訳です。そんで「コミケや二次創作、そして模倣文化を守ろう!」とか、そういう片棒はあまり豊かじゃないなぁと。しかも議員さんが。

本件の場合、何でこんなに反対されているかというと、それこそ真なる著作権ヤクザみたいな連中が出るのではないか、それによって創造性の衰退が起きてしまうのではないか、ということで、その懸念は大きく頷くところな訳です*1。しかし、だったら、つまりデメリットしか無いのなら、こんなのが机上に上がって来んでしょという訳です、そもそも。つまり「非親告化させない」という先には「親告化する」先と同じく何かしらの課題があるということを示している。ここは絶対に踏まえられなければいけない。実際その現状における「課題」というものは、ネットなんかでもちょくちょく話題や事件になるというか、見せつけられたりしますでしょうに。で、ああいうのやらかす人や企業なんかはそれこそ、ある意味での、もう一方での、著作権ヤクザや利権ゴロな連中で、創造性の衰退を招いている要因なのではないかと。アレらを是とするならば、今回の非親告反対やフェアユース万歳などをセットにして大いに叫べば結構なのだけど。ま、基本そういう人はおらんでしょう。そう信じたい。あんなのを是と言う人はそこにポジショニングしている方々くらいではなかろうか。

考えなきゃならんのは「今ある(既存の)”良さ””悪さ”は何か」を再確認すること、そして「新しい要素*2における”良さ””悪さ”は何か」を勘案すること、そして「それらをどう含ませ、あるいは含ませず*3にすれば、結果プラスになるのか」と言うことになります。マイナスだと退化ですからね。とは言え、簡単なことではないですわ。この手に関してのイイとこどりなんてそれこそ非実在なものですし。また、どのルートを辿ろうにもマイナスにしかならんこともあるかもしれません。
 
 
ちなワイは非親告化に反対です。しかし現状の惨状が是正されんのであれば已む無しというスタンスでもあります。どこの部分を是正するか、どの様な方法で是正するかはそれぞれでしょうが、そこは示さなきゃならんのだと思います。勿論のこと、「現状のどこが惨状?」というのもOKなのですから、そこも示さなきゃなんのだろうと思います。そうしたモノに基づいた上での議論や世論の理解があって欲しいと願うところ。やはりその点で「( ^▽^)<しないよ」のシステムはあらゆる議題やメディアにおいて活用されるべきなのだと思います。それが本当のキュレーションとかバイラルじゃねーの?
 
 
P.S. トゥザ紐を読めてたのにジェンティル切ってたので10500円負けた。あと毎度言うけどGLHよりタイム遅いとか競馬界は大反省すべき。

*1:別件逮捕問題もあるが今回はコンテンツ分野に絞りたい

*2:今回であれば非親告化の導入

*3:この場合、非親告化をさせない

仕事の帰り

京都市営地下鉄にて福永祐一らしき人物を見たんじゃないかと思う。らしき、思う、ってのは本人確認してないから。えー、ただのそっくりさんだろ? 確かにそう思うところなんだけど、いやいやあの顔つき目つき鼻つきはまさにユーイチのそれであるし、スリムな容姿で背も低かったし、まぁ167㎝くらいの印象だったので騎手としては少し身長高いんだけど、そこはヒールの少しある革靴だったというのを確認済みだし、ちなみに今日のユーイチは淀でレッド何とかに乗ってた訳で、京都に本人がいるのは何もおかしい話ではないし。しかしそのユーイチらしき人物は一人で駅ホームのベンチにダラーッと座って黙々とスマホ弄ってる訳だよ。一人だぜ? 新幹線ならともかく地下鉄やで? 移動だとしても普通タクシーじゃね? いわゆるこの世に三人いるそっくりさんの一人では?と思わずにはいられない。しかしあまりにも似ている、国分兄弟レベルのクリソツなんだもん。
そう言えば今日のユーイチはレッド何とか等で散々だった訳で、モヤモヤした一日になったんじゃないかなと思うのだけど、まさにそんな気怠いオーラをホームでこの男は出している。やっぱりユーイチじゃねぇか!と思う訳である。だいたい仮に彼がダミーユーイチだったとして、例えばその髪型なんてリアルユーイチと99%被ってるやないか。何でそんなことするんだ。ややこしすぎて競馬ファンに迷惑だ。悩ましくなるだけじゃないか。スッキリしたくて「もしかしてユーイチさんですか?」とか聞くのは違った時に失礼だし、いっそ決め打ちで「ジャスタウェイ期待してます!」と言うのもイイが、著名人ってプライベートではソッとしておいた方が良い気がするし、そもそもこっちの本音はエピファネイア推しだし、こっそり写メ撮って「これ本人?」みたいなモラルのない行為なんてあり得ないし。だから僕はこの件についてこれ以上審議するのを止めた。いいんだ。あれは。あの人はある時はユーイチである時はそうでない人なだけだろう。

 
そういうことがあったのでマイルCSではフィエロを買い目に入れる様にしたいと思います。

トーゼンスターダム3

スプリンターズSベルカントと心中しました。秋華賞はガミりました。凱旋門賞は「言わんこっちゃない」というボヤき。そんな個人的秋G1戦線。そして菊花賞。残念ながら仕事忙しくて現地観戦出来ず。でもまぁ今回あんまり盛り上がらないので悔しさは少々程度。夏の成長に期待していた馬が案外で出走していないというのがありますし、どうしたことか阪神タイガースがえらいことになっていることも一つですが、何つっても番組表の問題で今年の菊花賞での新馬戦が2000mになっていて興醒めしたというのが大きい。ええ加減にしてやJRAさん。


[×]【マイネルフロスト】 黒潮×グラなら血統はまずまずと言えそう。内を利したい点で、勝負の鍵は大知が岩田に勝てるかというところか。
[ ]【トーホウジャッカル】 前走は見どころあり。ただ血統に不安があるし、人気集まってて割の悪い印象。
[ ]【サングラス】 いくら母父がダンスだからってスタチュー産駒なのよ。テレビ馬かと。
[ ]【サウンズオブアース】 前走の好走はハマった感。ネオユニ×ディキシーという血統も不安。例えばデスペラードは母父トニービン&母母父BTってのが大きいと思う訳で。
[×]【シャンパーニュ】 血統は文句ない。展開も利せそう。阿寒湖特別の内容は良かったし、TVCMのサインみたいな要素もある。それでこの超人気薄は美味しい。ただ今の軽い高速馬場がどうか。
[×]【ショウナンラグーン】 ボリクリ×マンカフェは何とかなる血統。前走が訳ワカラン競馬してて、要するに鞍上が問題なんだと思う。浜中に替えたいんだが。
[◎]【トーセンスターダム】 そらそうよ。母系の不安とか折り込み済みのアレよ。
[×]【ワールドインパクト】 全兄のダノンジェラートが12番人気でゴルシに1秒差の7着。この馬も母系に不安があるが、やはりディープ産駒は京都が向くんだと思う。
[×]【ハギノハイブリッド】 京都新聞杯勝ち。高速の淀なら母父トニービンはプラス。他の馬達と比べれば血統からの長距離適性は評価できる。
[ ]【ゴールドアクター】 人気し過ぎだと思う。
[ ]【アドマイヤランディ】 これだから須貝は嫌いなんだ。
[ ]【タガノグランパ】 近走の好走は「サウスポーだから」という評価にしているので、ここはスルー。
[ ]【ミヤビジャスパー】 アドムン産駒とか長距離で絶対買わないよ。
[ ]【トゥザワールド】 全兄がアレだったり気性的な不安はあるがこのメンバーなら地力の高さでどうにかするかもしれないけどやっぱスルー。
[○]【ワンアンドオンリー】 母父がタイキシャトルではあるが、ウインバリアシオンの母父は嵐鳥だったりする訳でどうにかなると思います。この相手に崩れるイメージが沸かない。ただ過去のデータでダービー馬の菊花賞実績が案外なのを考えると、いわゆる2着がここで炸裂するんじゃないかなと思ったり。
[▲]【サトノアラジン】 前走がまさに「ディープ産駒は淀で買えってことだよ」な内容だったので、ここは買い。人気が程よく落ちているのも大きい。
[×]【ヴォルシェーブ】 ゼウスバローズみたいな乗り方してくると思います。馬の力よりも鞍上が怖い。
[ ]【メイショウスミトモ】 行く行くは大きいの狙えそうだけど、あくまでダート馬という意味なのでスルー。


買い方としてはワンアン軸の三連複で、だから今回は候補多め。どうも気乗りしない菊花賞だからこそトーセンに勝ってもらって「ちくしょー!」したいもんだが…。


【追記】
レコードのタイムにそこまでの驚きはない。短〜中距離戦ではレコードがどんどん更新されている一方、長距離はそれが無かったのだし、ようやく出ただけのことだろう。驚きなのは各馬の上がりで、こういった勝ち時計でもみんなしっかり脚を使えている。逃げた馬を除けばほぼバテテない。平坦の京都であってもラスト1Fは鈍る傾向にあるんだけど、今回はそういうところも無かった。もう1つ驚きは前半3Fの入りは37秒で、序盤の1000m通過が1分1秒。これは馬場状態を考えるとかなりどころでなくドスローな入りだった。それでこのレコードはある意味で凄い。うーん、おそらく今回の馬場状態だと、全力を使い切る展開になれば3分は切れたんだろうなぁ。ひぇー。
上位3頭は好スタートから楽に好位を取ることが出来た馬達。レコード決着とは言え、ヨーイドンの皆が一定の切れ味を扱える展開なのであれば、好位組やロスのない立ち回りをした馬が有利。サウンド蛯名の好騎乗が光っていた様に、フェノーメノな競馬が大事ということか。本当に残念だったのはサトノアラジンで、スタート悪かったのが既に致命的とは言え、出負けなら出負けなりにすぐに内に入ってロスを抑える競馬が出来ていた。以前、ベールドインパクトの四位が言っていた「このコースだと下手に好位を獲りに行くより、後方待機の方が良いこともある」というものだったし、外を回すのでなく内を選んだのも正しかった。しかしその先、4コーナーでタレた馬を捌くのに1テンポ崩されたこと、直線では論外の斜行劇を受けたこと、これらが無かったらなぁと思わずにはいられない。しょうがないね。しかしまぁ第四四半期の浜中は別人のようだわ。デニム買えばいいのか?
心中したトーセンに関しては満足。外外外の競馬やってあれなら上々。ワンアンはちょっと分からないなぁ。ヨーイドンなら最後の1000mは57秒で走れたはずだが案外な結果。デビューから一切休まず坂路バカ一筋で鍛えに鍛え到達したダービー制覇と考えると、夏に放牧出したのがマズかったのかもしれないですね。

今夏も

まだ「テレビの消費電力はエアコンのそれよりも大きい」系のデマが存命してるのね。週ポやデジマのデマ記事が相変わらずツイッターその他でピックアップされてやがる。こういうデマを真に受け引き合いにして、ブログやSNSなんかの「ネット」で「テレビ消してエアコン付けよう!」なんて言っちゃうことは、まるで裸の王様なんだけど、「信じたいものを信じる」というネット時代のコレばかりはどうしようもないからなぁ…。しかしどうにかならんのかな。そういえば、この件はまるで著作権ネタにおけるオーケンネタみたいなものですね。とすれば後日「デマだったのか」と呼べるような記事なんかが世に出てくるといいんだけども。
このデマを取り巻く構図、今回の節電ネタに限らずおそらくあらゆる問題にテンプレのように扱えるものだと思います。例えば最近のSpotifyネタなんかにも言えることかと。日本の明るい未来、平和で安全で豊かな未来、それを獲得するのは容易でなく、日本の場合だと、その為には一人一人の力、それは強かさや巧妙さや老獪さ等という言い方でもいいと思うけど、それらが必須であって、ああいうデマに惑わされないリテラシーを一人一人が持てるようになることを望みます。脳が溶けそうなほどクソ暑い京都にいるとそういうことを思ったりもします。

TOKIO優駿の感想と菊

あー夢見た。すんげー夢見た。もう直線入った時の手応えには勝つんじゃないかって思ったもんね。あーあーあー。それでも菱田君の時代が1つか2つ近づいた日ではあった、川田と浜中があんなんだもの。いやほんとナイス騎乗。いやほんと大波乱的中か?と思ったもんね。トーセンなんかあんなことになるまでは展開利を完全にゴチさせてもらった絶好の流れだったし、「こりゃ勝ち負けに絡んだわ」と思ってたからね。トーセンとタガノとあと人気馬なら20〜30万馬券、そうじゃなくてもトーセンかタガノのどっちか絡めば数万以上の馬券よ。なのに何でマイネル…松岡なんて安易すぎるサインじゃねーか…。総帥中途半端な悪運持ってるんじゃないってばよ…。まぁフロストですし、それは雪ですし、それはレリゴーなんでしょうし。はー、惜しかったなぁ。
 
結局エキマエが逃げてくれた。しかもまずまずのペースで(この馬にはオーバーだったろうけど)きっちり逃げてくれた。江田騎手は立派でした。その後の故障発生は残念でした。ハ行で済んだとのことで何より…とは言え、やっぱりですね、ダービーという大舞台だからとは言え、ただのダート馬を今回のような硬い芝のレースに持ってきちゃうと、こうなっちゃうリスクがあるよ、ってことなんじゃなかろうか。うーむむ。んで、エキマエから1秒ほど離れてトーセンが番手。ペース的にも当日の馬場的にも絶好の位置からの競馬。スタート後の感じ見ても武騎手は狙ってたっぽいのかな。ベリーナイス騎乗だっただけにこの後がホント残念でした。勝ち時計は24秒半ばと思ってたより早かったんだけど、当日の季節外れな暑さで馬場が乾いて硬くなっていたのか、その他のレースも思ってたより時計出ていたのよね。なので24秒半ばというのは遅い勝ち時計になるかと。それでいて上がりは34秒半ばで典型的なスローペースからの切れ味勝負でしたね。う〜んまさに想定内、だから馬券外れても納得できてる。いつもこうありたい。
勝ったノリはお見事な騎乗っぷりで、でもよくよく見るとロジ様の時とあんまり変わらんのかなw まぁ内枠での乗り方ってのをきっちり仕事してきたって感じ。ワンアンドオンリーの性質を考えると、もう少し早い仕掛けで長い脚を活かすのが良かった気がする。それでも勝ち切ったのだから着差以上に強いかと! イスラボニータ皐月賞馬の貫禄というか示しは付けた。スタミナ勝負にならない展開は良かったんだけど。やっぱり血統の限界はあったと思う。蛯名Jは枠の差と言っていたけど、同じ外枠だったタガノにあんだけ迫られ、内枠ではあったけど展開向いた訳ではなかったワンアンに負けた以上、枠の問題じゃないと思う。イスラは同様な切れ味勝負だった共同通信杯を圧勝してた訳だけど、今回はその時の様な弾け方が無かったんだもの。となるとスタミナ不足に見るべきかなぁと。でもまぁ折り合い欠いていたのは事実だし、それが無かったら…というタラレバはあるよね。そういやトゥザも折り合い欠いてたなぁ、最後はちゃんと差してきてるけど、ああいうの見るとやっぱ距離の壁がありそうかなぁ? マイネルは全てが向いた感じでちくしょう。期待してたベルキャとハギノはいいところなし。んー、ローテ的に疲れあったのかなー? レッドはまぁあんなもんかと。ハープスターが出てきても今日の流れと今の川田じゃ掲示板が精一杯だったと思う。
 
さ、ダービーも終わりクラシックは菊花賞を残すのみ。イスラは菊回避かなー? ワンアンは出てくるでしょうね。トゥザも去年のエピファみたいに一冠を獲りに来るでしょう。ただ淀3000mは勝手が違いますから。両馬とも苦しむんじゃないかなぁ。今回のダービー組から血統的に期待出来そうなのは…あんまりいなさそう。半分は別路線に進みそうな感じだし。淀と言えばディープ産駒なんだけども、ワールドもトーセンもベルキャも母系がスピード系で心もとない。ショウナンとハギノは2000m以上でこその血統だし夏越して地力アップすればチャンスはありそうね。ショウナンは最速の上がりで6着という見どころ、ハギノは今回惨敗したものの京都新聞杯を勝ってる訳だし、軽視出来ない。しかし、このメンバーに菊花賞馬はいなさそうな…。
ではダービー出てない組から現時点で面白そうなのをピックアップしなきゃならない。まずは青葉賞3着だったヤマノウィザード。血統がディープインパクト×リアルシャダイの配合で「菊花賞に出てこなくてどうする」という馬。京都の3歳500万特別を勝ってるし余計に期待せざるを得ないわこりゃ。現時点でオッズ出したら3人気くらいになるんじゃねーのか。淀と相性のいいディープ産駒だとサトノの評判馬であるアラジンとフェラーリはやっぱり気になる。大体こいつらノブレスっぽいんだよ。評判馬と言えばキミノナハセンターは夏以降の成長に期待できる血統だと思ってたんだけど、藤沢和雄なんとなくクリスタル御大がこの前マイル戦に使って勝たせてたの見て「菊は視界になさそう(確信)」と思いました。怪我なのか戦列を離れてるゼウスバローズやノーブルプラネットの良血勢も悪くないね。特に後者は母系がモンズンにシャーリーハイツ系とスタミナの宝庫でこれは期待出来る。無事に成長して欲しいなー。
ディープ産駒以外になると、ジャンポケ産駒でポップロックの半弟であるペンタトニック。現状甘さあるけど夏越して一皮むけてくれるかな? 大久保ドラゴンの厩舎だしまぁ何とかするだろう。それより今の主戦が菱田君ってのがイイね! 菱田君ガンバレ! ダービーTRで期待してた組だと、ステイインシアトルは3000mの適性なさそう。シャドウダンサーは現状の有力候補かな? オペラハウス系は良績あるし、母系のニジンスキーも心強い。シャンパーニュはとりあえず後続に脚を使わせる逃げ方の出来る騎手を乗せてね。ファーガソンは走力だけなら菊勝てる可能性がかなり高いんだけど鞍上がいません。このバカを御せる騎手はいませんか。ぶっちゃけユーイチは面白いと思う。それが無理なら園田の騎手に乗せてやって〜。ああ、園田で思い出したけど、エイシンナカヤマってのが園田にいて無傷の4連勝で兵庫ダービーに今度出る予定なんだけど、この馬って中央移籍しないのかな。血統はハーツクライ×ストームキャットで「何でこんなとこにいるの」っていう。脚元が弱いのかもしれんけど芝で見たいぞ。
ま、三冠は◎トーセンスターダムで変わらず行くというのは既に過去エントリで書いたりしましたけど、ちなみに○も決めていて、マッチボックスにしています。だって角田厩舎だし、血統は父ダンスインザダークに母父チーフベアハート、3代母父がミルジョージとこんなスタミナ血統表が菊に出てきたら印付けざるを得ないじゃあないかッ! ワンアンドオンリーがダービーを勝った日の京都芝2400m未勝利戦を勝ち上がったばかりのマッチボックス君。ちなみに角田と菊と言えばヒシミラクルですが、彼もタニノギムレットがダービーを制した日に未勝利を勝ち上がったりしてるんですよねぇ。2.23の四暗刻よりはよっぽど現実的なドラマだと思います。

トーゼンスターダム2

ウインフルブルームが除外。展開を握る馬の除外ということで予想する側にはサプライズだった訳ですが、ウインはスローの逃げ馬なので無事に出走が出来ていたとしてもペース自体はそんな変わらんのではないでしょうか。バンドワゴンじゃないんだから。ということで基本的にはスロー、度が過ぎると昨年のJCみたいなグダグダになるかもしれないと。馬場状態は良さそうですが、ガン決まりの高速馬場という訳でもなさそう。ペースが普通に流れれば24秒前後でしょうけど、スローなんで25秒半ばくらいまでかかっちゃうかな? スタミナ面に不安のある馬にとっては有難いでしょうね。どうせなら中途半端なスローより、糞レース化したものの極限のレースにはなっていたエイシンフラッシュの時みたくならんかなw しかしまぁ、せっかくのダービーなのだから、(前売り発売前の)疾病による取消に限っては、補欠馬の繰り上がり出走が可能にならないものかなと思います。非抽選馬を見ると穴っぽい魅力のある馬が揃ってましたので、ちょっと勿体無いなぁと。以下寸評。

 
[ ]【サウンズオブアース】 最内はプラスなんだろうけど浜中だもの。
[▲]【ワンアンドオンリー】 前走負けて強し。ハーツ産駒なら距離延長は歓迎。あとは乗り方だなー。
[ ]【マイネルフロスト】 距離は持ちそうだけどちょっと足りないかな。
[ ]【アドマイヤデウス】 前走案外。母系からもスタミナはある。内枠の岩田もいい。ただ府中の高速馬場とヨーイドン展開は不向きなんだろうなと思う。
[ ]【トゥザワールド】 明日の最高気温は30℃超えなんだろう?
[ ]【ショウナンラグーン】 力を付けている印象はあるけれど。
[ ]【ウインフルブルーム】 総帥と大知はお祓いしてこい。
[ ]【スズカデヴィアス】 買える材料が見当たらない。
[ ]【アズマシャトル】 これも↑に同じ。
[△]【ベルキャニオン】 ユーイチという呪縛から解かれ本格化キタ。距離も大丈夫。一発あるよ。
[△]【ハギノハイブリッド】 ギム×TBで買える。馬体は小さめだけど大きく見せるタイプで好感。春から暖かくなって本格化してる感じ。これは面白そう。鞍上はわからんw
[ ]【エキマエ】 ヤメタマエ。
[○]【イスラボニータ】 今回はローテも不安なく実績のある左回り。距離は絶対向かんと思うけど、ペースは緩いだろうし大丈夫のはず。マイラーのジェニュインやスマジャも2着とキッチリ結果出してる訳で。そもそも馬名がスペイン語で「美しい島」とかどう考えてもサインじゃねーか。だって府中にあの青年団が来るんだぜ!
[ ]【タガノグランパ】 駅前が100倍でこの馬が200倍というのはおかしいと思う。
[ ]【サトノルパン】 この馬が100倍で↑が200倍というのもおかしいと思う。
[ ]【レッドリヴェール】 フレッシュ派で間隔空けたいからオークス回避でこっち回ってきたらしいけど1週は所詮誤差じゃねーのかな。どうせ出すなら…みたいな陣営の雰囲気感じる。でもユーイチは合ってると思う。
[◎]【トーセンスターダム】 おうよ菊まで心中よ。ま、条件はこっちの方が向いてるでしょう。あとはこの一族の成長力に期待するしかない。ガンバレー。
[ ]【ワールドインパクト】 前走きっちり勝てるなら有力候補だったろうに。川須なら抑えてた。
 
 
あれ、いつも7頭BOXに絞るのにあれこれ悩むのにアッサリ5頭しか印ついてない。流石に心もとない…だってダービーは三連複1万円を軽く超える傾向なんだもの。さて、じゃあ×を打つ2頭をどうしようか。上位人気で切ったのはトザワとレッド。どっちかを押さえろと言われれば…まぁトザワかな、内枠だし。先行だろうし。よし復活させよう。
もう1頭は人気薄から引っ張りたいな。スロー展開が予想されるので去年のアポロソニックの様な逃げ馬を狙いたいところだけど、どれが逃げ馬か分からんwww 一応エキマエが大逃げ宣言したんだけど、この馬の百日草特別や芝スタートのヒヤシンスSのVTRを見るかぎり、逃げるスピード持ってない気がするんだよなぁ…。そもそも逃げたとしてダート馬じゃんこいつ。しかも父はメイショウボーラーだし。大逃げとなると二番手が美味しい競馬になる。一方でエキマエが普通に逃げてそのペースに後続が合わせようとすると函館2歳新馬1800mみたくキャンター化して、溜まらず誰かが押し出されてしまうんじゃなかろうか。多分、どっちもトザワっぽいな…。
よし、タガノグランパにしよう。逃げ馬じゃないけど何だかんだで気になる馬。道中緩みっぱなしで上がり勝負になればスタミナも問われないし。血統はキンカメ×スペと、今回唯一のダービー馬同士の配合。ちなみに皐月で一緒に走ってたクラリティシチーとも同配合。ただクラリティは祖母が父オジジアンタイキダイヤでスプリント色が強かったのに対して、グランパの母や祖母はそうではなく、グランパ自身薄くではあるがミルリーフのクロスを持っていたりもする。1400mとは言え左回りの中京で重賞勝ち実績があるし、前走はスタート後に隣の馬にぶつけられたりでチグハグだった事もあり、今回それなりに挽回要素もある。また、アーリントンCではミッキーアイルの番手に付けていたこともある。案外レースの器用さはあるかもしれない。
上位5強の内、2頭が来て、1頭紐になればいい配当になるはず〜

バンデいないナンデ

ナンテコッタイ…(ついでにユウキソルジャーもいねえ) 締まりの悪くなりそうな様相ですが、メンバー自体は昨年の覇者にダービー馬にGⅠ4勝馬に史上最強のGⅠ未勝利馬と例年より豪華メンバー。これでフルゲートって時代変わったなぁって感じがする。残念なのは予定入って観戦しに行けねえということ。キズナまだ生で観れず。まぁ土曜に某馬の応援で寄ったからもうそれでいいや。本当に残念なのはトウカイトリックがあの様なことになってしまったことで。メイショウカイドウの様な名物になってくれるはずでした。訃報を知った時、こりゃ馬頭観音に行かんとなぁと思ってたので寄ったら献花台が置かれてました。おおぉ、JRAええ仕事するやんか…。献花台は花や供え物で一杯、涙してたファンの方が丁度いらっしゃって、そうだ競馬はただのギャンブルじゃないんだよ…と、もらい泣きそうになる。年取った俺。別にトリックのファンとかじゃないのに。当日は今日以上にファンの想いであの場所が彩られるんでしょう。そして好レースが手向けとならんことを。以下寸評。

 
[ ]【アスカクリチャン】 アフリート系×マルゼンスキー系でここは厳しいだろう。
[ ]【アドマイヤフライト】 血統は悪くないし内枠だし妙味あるがまだ力不足かなぁ? 次点。
[◎]【サトノノブレス】 浜中以外は満点なのに…。
[ ]【サイレントメロディ】 こいつのせいでバンデが出れなかったんだなクソァ!!
[×]【レッドカドー】 昨年三着。内枠を引けたのは去年から大きく前進。相手は強くなったが敬意を払うべき。
[ ]【ホッコーブレーヴ】 追い込む脚質は厳しいね。
[×]【フェノーメノ】 久々の前走、急激なヨーイドン競馬で休養明けにはしんどかった。一度使った上積みはあるし枠もいい。昨年の覇者でもあり軽視出来ない。が、昨年は完璧な競馬での勝利だっただけに再現というと…。
[ ]【ゴールドシップ】 前走の様な競馬は出来ないと思う。京都コースはゴールドシップに合わないというか、直線に坂がないことが他馬のメリットで、相対的にゴールドシップのマイナスになってる感じなのかもしれない。キズナ切るかこっち切るかでこっち切った。
[ ]【タニノエポレット】 ダンスインザダーク産駒はここでは要らない。
[ ]【フェイムゲーム】 ステゴ産駒とよく間違う。スタミナ十分だがダイヤモンドから直行というのは好きになれない。
[×]【ラストインパクト】 一戦毎に成長していて好感。菊花賞での川田の乗り方も良かったので、期待出来そう。連下ならある。
[▲]【ウインバリアシオン】 前走は評価出来る内容でなかったが、実績で有力。菊花賞は前にいた馬が蓋や壁になってなければオルフェを差せた。トニービンの血を持っているのも強み。シュタルケを信用はしてない。
[ ]【オーシャンブルー】 ステゴ産駒はステイヤーじゃないんだって。
[○]【キズナ】 前走がぐう走。しばらく逆らえそうにありません。大阪杯は好ローテだし、ディープ産駒なら京都も合うでしょう。
[ ]【アドマイヤラクティ】 四位だと外ブン回すだろうし去年より上はないかー。
[ ]【ジャガーメイル】 ダントツ最低人気なんだがそれは安く見られすぎ。過去にはここ勝ってて、一昨年4着で去年6着。適性がモノを言ってて掲示板は十分、3着もありうる馬だよ。爺がんばれ。
[ ]【ヒットザターゲット】 高速馬場適性は折り紙つきだが。
[×]【デスペラード】 鞍上の手の内に入れてる感がパネェ。ここ数戦の内容が非常に良く去年以上。大外だから無理してハナに行かないと思うけど、スローなら2コーナー付近でまくってくんじゃないかなぁ。勝ち負けよりレース内容が楽しみだったりする。


こんな感じで三連複BOX。さてさて誰が逃げるんでしょう? 内枠を活かしてサトノノブレスが行くだろう、もしスローならデスペラードが先手取りに行くという見立てが多いようです。実際そんなとこだと思いますが怪しいのはユーイチのAフライト。怪しいんだな…。まぁ誰が逃げるにせよ、前が止まらない高速馬場を考慮して「前目で競馬したいね」とコメント出す陣営が多いので案外ドスローってことはないんじゃないかな? その点でゴールドシップを切ってもいます。この馬が勝てるパターンは道悪か前半脚使わないことです。前者はもう望めません。では後者に関してですが、淀3000mや中山2500m、もっと過去だと府中1800mはスタート後すぐにコーナーがあるんで経済コースを使って無理せず馬群に追いつけてたんだよね。でも3200mだと1Fコーナーが遠くなる。この1Fが大きくゴールドシップにプラスにならない。ダンスインザダーク産駒があんだけ淀3000mで良績を上げるのに3200mではサッパリとか、競馬というのは奥深いもんです。ここを打開するには、先行馬が出遅れ出負けして誰も先手争いせずペースが緩むか、そうでなければ勝った菊花賞のようにある程度流れるラップから坂手前でレースが動いて前の馬が苦しくなったところを差し切るパターンしかないはず。ま、大衆的な大団円としてはキズナが圧勝してさっさと欧州行ってもらうことでしょう。


【追記】
61.7→61.7→60.0のラスト11.7(3F34.8)の3.15.1の決着。これはひどい。今日の馬場は去年よりも高速傾向で去年同等のタイムどころか13秒台を簡単に出せていたはずなのに。アカン。前哨戦の様な上がりだけの高いレベルを問われないレース。タイム差1秒に11頭、0.1秒足せば14頭。上がりのかかった3頭が38.3、36.1、36.0とな。アハハハハハ!! バンデが出ていたらなぁと思わずにはいられない。がっかり。レースとしては悪い意味で壊れていたし、酷い騎乗がいくつもあった。そんな中で乱れずスムーズな競馬をしていたのがフェノーメノでした。
しかしまぁ、ゴールドシップは不運。↑で述べたように絶好の展開になってた訳です。去年は序盤1000mをサトノシュレンが59.4で入っていました。シュレンはこの後に逆噴射しましたが、入り自体は暴走ペースではないのですよ。シュレンはこの次のラップも11秒台を刻み13秒に緩めることをせず延々突っ走ってバテただけです。それが今回は61.7の入り。いやー浜中の酷さが如実に現れたんじゃなかろうか、もう一つ言えばヨコテンの無気力さも現れていた。本当にひどい。結局レースが壊れてしまい、中盤で辛抱の利かなかったラストやアスカに突っつかれてサトノノブレスは無駄足無駄ギアを使うハメとなり終盤で失速する結果。
ともかくこの序盤61.7はゴールドシップにとって願ってもなく、それはもう勝てたレースだった。確かにWeSP発動というアクシデントはあったけども、ここまでペースが遅いと出遅れは致命傷にならないのだから。鞍上は以前ルーラーシップでもWeSPをド派手に発動させましたが、あの時のような絶妙な立ち回りによるロスの挽回は今回見られませんでした。ウィリアムズは何故か外を意識していて、おそらくそこにキズナが居たからかもしれないが、武豊のあの過信に付き合ってしまったのならウィリアムズのミスという他ない。一方でその内の空いたスペースを逃さず取りに行き5着と健闘したタニノエポレット和田! やっぱ和田さん上手いわ〜流石。あのスペースが上位馬のスペースだったことや、この糞スロ―であの隊列は、3200mという長丁場も最初のコーナーで勝負が決まっていたのでしょう。
ウチパクならあのスペースを逃さないよなぁ、というかいつもゴールドシップとそうしていたんだよなぁ、など思うと、「やはり須貝が全ての元凶…」と確信せざるをえないのでした。