カバーNG?バーカ

いやまぁ改正とやらは秋らしいので大逆転劇あるかもしんないですけどね?
 
 
とりあえず、火元となったツイート主さんを追ってみます。それによれば彼、S氏はアイドルグループの運営とかやっている人物で、自主レーベル運営者でもあると。なるほど「ただの一般ユーザー」とは違って本格的な営利活動をされている立派な音楽業界関係者であることは間違いない。で、自分んとこのアイドルグループの活動において、ライブハウスや動画配信等でコピーバンドというかカバーいわばカラオケをやってた様です。なるほど想定内ですね。そして問題はS氏のツイートを追って見ると、そういうことやっておきながらJASRACに今まで金払ってなかったと超高濃度で推察されてしまう様なことを言っている。そしてこういうのは通常いくら払えばいいんだろうかとも言っている。いやーおったまげたなー。なのにこれ取り上げてるアフィ連中はここ見て見ぬふりなんだからぶったまげるわー。 
 
最早語るに落ち…というか、S氏の著作物利用に対する理解度を考えると、彼の発言の何を信じていいのか解読不能で困惑するレベルなんですが、いくつか解読しようと試みると「〜〜だと連絡が来た」とS氏は言っています。この「言われた」という導線は信用できる部分でしょう。ではどこから言われたんでしょうか? どうもJASRACではなさそうなんですよね。いやいやJASRACが警告を出すことはおかしくないけれど、仮にそうなら一連のツイートで「JASRACから言われたんだわ〜」と触れてておかしくないはずで、そういうコメントはしてないんですよ。また、本当にJASRACからの警告なら秋の改正とか全然関係ないです。「今すぐ明日からのとこれまでの金払え」という現在過去の話にしかなりません。だって既存の規定でJASRAC管理楽曲の無許諾使用によってしょっ引かれた業者はちゃんと居る訳ですから。

さらに「いやいや金は払ってるんだよ、それでもNGなんだよ」とS氏は言うかもしれないが、それだと根本的なカバー曲やコピー演奏のNGという、著作権史にとっての超一大事になります。日々カバーやコピーと付き合っているライブハウスやレーベルやら各関係者は日本に数え切れない程いるのにも関わらず、「ウチんとこも通達来たわ―」という声がどこからも無く、またこれだけの事案であれば日経や大手メディアが先んじて報道するようなもんですし、そもそもJASRACにとってカバー曲は著作権使用料の大事な収入源であり、カバー曲を利用する立場のRIAJ辺りも巻き込んだ相当時間をかけて議論されるものになるはずですが、それらも無い。仮に本当だとして、なぜS氏周辺が先んじて通達されている? 偶然? 必然? そんなバカなw と不自然にしかなりません。
ともかくS氏周辺に「JASRAC云々でカバー曲は止めてね」という業務連絡をした第三者がいるのは確実なので、それが明らかになればまた色々見えてきそうなんだけども、もうそんな必要も無さそうだなぁというか、その第三者さんから辿っても世間の期待するJASRACは出てこない本件だと思われます。今後を追う必要もほぼないかと。

 
しかしまぁ先日のプロレスのアレといい、10代少女を利用したビジネス運営と言うのはホントにどこもgdgdで酷いのばっかりだわ。