嗚呼ユウキ…

あっちに出ていれば馬券圏内はおろか一発さえあっただろうに。こんなに空しさを感じる圧勝はそうそうないわ。というか、陣営のグダグダっぷり、まさにアイポッパーが再現されてるようで余計に悲しくなる。アイポと同じように、後々より出世して本番で名騎手を確保出来たとしても、大一番で下手打たれる予感がするぜ! で、オッズの状況が去年と似た感じの2013年天皇賞春。一昨年もそうだったけど去年も凄かったレースでした。天皇賞春は毎回毎回感動させてくれます。競馬とは何ぞやを知らしめるのです。長距離こそ至高、今年もどういうベクトルであれ、そういったレースであって欲しいものです。以下寸評。


[○]【トーセンラー】 淀専用機らしい。京都外回りなら一発あるかも? 菊花賞で3着の実績があり、しかもそれは出遅れよりダンスが最近話題な騎手の糞騎乗によるもの。まぁ今回の鞍上も色々言われる人ではあるのですが。ただ長丁場でかつ非本命馬なら期待してもいいのでは。
[ ]【サトノシュレン】 毎度のことですがこの程度のステゴ産は長距離で買いません。
[◎]【デスペラード】 芝に戻って覚醒したらしい。母父トニービンがイイね。高速馬場も相性良さげ。12菊花賞の最終レースで養分ウマーの駄馬wと切って捨ててた馬で*1変に思い入れがある。末脚勝負の競馬は鞍上もマイティで慣れてるので大丈夫かと。
[ ]【ジャガーメイル】 終わったかと思ったら健在ぶりを見せてる10年優勝馬。去年も4着と相性はいい条件。ダイヤモンドSからの直行という点だけがどうか。
[ ]【マイネルキッツ】 流石に衰えた感のある09年優勝馬。とは言え鞍上は魅力ではある。
[×]【フェノーメノ】 ゴールドシップと同格でいい実力馬。距離経験の有無は↑の馬からも気にしない。日経賞ローテはプラス。ステゴ産なのが鬼門。
[ ]【アドマイヤラクティ】 最近の上がり馬で大崩れしないタイプらしい。血統もまずまず。この馬もダイヤモンドSからの直行というのが気がかり。
[×]【ゴールドシップ】 ステゴ産なんだよねぇ…まぁ地力が違うんで何とかなってるのだけど。人気しすぎでこの馬よりはフェノーメノを買う方が割が良い気がする。どんな競馬でも対応できるという馬ではないんでそこが死角になるのだけど、自分の展開に引き寄せるんだよね。だからこの人馬は強い。
[ ]【ユニバーサルバンク】 大ハンCは去年と同じローテだけど、負けすぎだった今回は厳しい。
[ ]【メイショウカンパク】 京都大賞典は手薄かつハマって勝ったに過ぎず、ここでは当然厳しい。
[ ]【トウカイトリック】 まだやれるらしい。ただ距離不足だね。パラダイスよりは先着するんじゃないかな。
[×]【フォゲッタブル】 まだやれるらしい。前走どう評価するかだけどダンス産は中々来ないんだなぁ。でもドラマ的な要素が今回あるし、母父トニービンと鞍上のプラス材料で抑えてみたい。
[▲]【レッドカドー】 ようこそおこしやす。高速馬場への対応が気になるが、去年のJCでは直線の不利が無ければ掲示板あったはずでこなせるタイプ。今回はJCの時とは違って追い切りが出来ており、態勢はより良い状況。是非勝ってもらって天皇賞に新たな価値観が産まれると個人的には嬉しいな。
[ ]【コパノジングー】 逃げるらしい。怪我からの復帰以降、目立った所は無く、展開利があっても厳しい。
[×]【カポーティスター】 京都記念での負けが気がかりだけど距離長い今回なら。
[ ]【トウカイパラダイス】 逃げるらしい。中距離で善戦してる近況だが、去年が惨敗でスタミナがどうか。
[×]【レッドデイヴィス】 裏ローテの大ハンCを快勝して世代最強馬と言われていた名誉挽回。流れに乗って溜めた時の爆発力はあり、ヨーイドンの展開なら活路があるかも。
[×]【ムスカテール】 大外は不利どころか有利な傾向さえある。ローテもいいしラクティより買えるんじゃないかな。


こんな感じ。印が物語っている様に荒れることしか期待してません。色々あったにせよ去年はオルフェーヴルすら負けた舞台、展開の問題は確かにあったにせよ、マーク屋で同じ競馬してたヒルノダムールにすら負けたのだから、やはりステゴ産は微妙なのではという見立て。そりゃ普通に考えればゴルシとフェノメの一点買いでいいんだけども。ただオッズがここまで偏ってるのなら波乱を狙いたくなるのが人間の性、だって長距離レースなんだもの、何かあるさ、魔物が住んどるんよ。
と言うことで、好績のあるトニービンの血を持つ馬、溜めて末脚の切れ味で勝負する馬、京都に向いてそうな馬等をピックアップ。そうしてトーセンとデスペを軸にした三連複でコンパクトな買い方になるかなと。ま、個人的にはレッドカドーがどこまでやるのかしか見えていません。先日の中山GJも外国馬に勝たれて何と気持ちの良かったこと。ふと思えば、世界的にこれだけ賞金額の高い長距離レースはそう無い訳で、これから海外の名ステイヤーがどんどん挑戦し、日本勢が乗り越える世界の壁として立ちはだかるという、戦いの構図を作ってくれれば、存在意義などアーダコーダ言われる天皇賞春が少しは救われるものです。そして毎年のことですが、レースよりもその後のファン交流イベントの方が僕にとっては大事なの。そもそも今週の競馬ならもう今日のミラクルルーマーで一旦終了しており、明日は休みで、明後日のプリマチュチュに本腰な訳ですよ。


【追加】
やっぱり魔物がいたね。そんな海老フライな天皇賞でした。デイリーのスピード指数1位もフェノーメノでした。んー軸間違えちゃったなぁ。ちなみに現地ではパドックカリカリさを嫌ってカポティスタをラクティに替えてたり。しかし13番の複勝の払戻額見て「これが答えだったのか…」と腰抜けかけたわ、何だあれは。

*1:肝心の馬券は縦目で負けた