トーアステルス

なりすまし云々が話題。犯人がこのタイミングを狙ってたのかは知らんけど、違法ダウンロードの刑罰化という界隈にも強く関わってくる課題なんだよなぁ。さてどうなることか。警察が糞なのは糞なんだろうけど、批判やダメ出しで止まってると何の価値もない訳だよね。ただの猿オナニーなんだもの。
警察が逮捕した逮捕しないなんて、目くらましみたいなもんだ。そりゃまぁ軽視すべきではない部分だけども、本来この問題はサイバー犯罪が基なんだから。安易に逮捕していなければ今回のサイバー犯罪は万事解決でした、今日も日本は平和でした、んな訳ないだろうっていう。では警察が今回どういう手順であればこのサイバー犯罪から社会や平和を守れたのかと考えると、そこには厳しい現実しかなそうだ。仮に警察のITリテラシーが高くても、その先にあるのは「やられっぱなし」があるだけだろう。
犯行予告の大半はデマなのだろうけど、そういった書き込みに対応しない訳にもならないよね。スクランブルだしコストも洒落にならないしウザいことこの上ないがやらざるを得ない。だって実際起こったりするんだものね。原発やオッスプレイ、ましてや違法ダウンロード対策による危険性について厳しい意見を言う大衆であれば、この危険性を無視することも到底できやしない。こっちの方が悪い意味で期待値高いのだから尚更だよな。万が一の一だった時、犯行予告はあったが対応取ってなかった場合があったとして、「問題はないし責任もないよ。非難はおかしいぜ、むしろ褒めるべき」なんてあり得るなら別だけどねw ま、こんな不効率で負担にしかならんものは払拭されるべきなんだが、「やられっぱなし」なのが現状だからどうしようもないよね。「日本の警察はなりすましの可能性を考慮する為、スグには動けない」なんてのもお誂え向きというか、来年の反日運動ではこういう手法が流行ったりなんかして。
「つながりません」のエントリでも述べたけど、二手三手先で語られてビルドアップやブラッシュアップされることを願うばかり。警察のITリテラシーが高ければ解決する問題ではなかった以上は。「サイバー犯罪の捜査の為に逮捕はやむを得ない、実名報道は避けるべきだった」という意見を目にしたけど、サイバー犯罪とどう付き合うかという点では、有益な提案の一つなのではないのかな。デジタル(=サイバー犯罪)とアナログでは基準が違ってくるのは必然だからね。インターネットの自由をどこまで放置するのか、公安の権限をどう上げるべきなのか、一方で多くの善良なユーザーをどう保護していくのか。端末やソフトのメーカーや接続業者はどういう配慮をすべきなのか。ま、そんな新たなラグランジュポイントってのを探る努力が、頭でっかちな警察や役人&儲けしか考えないIT企業&反骨したいだけの弁護士、学者、記者連中&そして野次馬の俺達、といったオールスターで取り組まれるべきなんでしょう。日本単位というより、世界単位になるものなので、これはもう途方もないチャレンジだが。もし目の敵になりがちの2chなアングラ界隈から、素晴らしいビジョンが提案されると最高の展開なんだけども、著作権云々での彼らのレベルだと無謀でしかないと。ということは要するに、警察やIT企業や有識者、それらも然りでしかないと。

ん〜、こりゃあトーアステルスの逃げ切りが濃厚だなぁ。