まさにミスキャスト

何で君がその位置にいるのカナ?


まだ4月だけど、「寒さで桜も少し遅れてるなー」なんて言ってたんだけど、昨日今日の暑さは凄かった。今年は猛暑か? っても湿度はそう感じなかったし、京都盆地における夏を思えば、これは心地よい陽気。ゲートのおねーさん今日もエロい。あー、その制服は今日しんどいだろうね。余計エロいな! 入場。しかしまぁ、ハレで陽気のせいか胸元の開放感に溢れるおねーさん達に恵まれている感。正直引くレベルの開きっぷりとか発見した。ありがたいことです。ありがたいことです。
そして、なんということでしょう。客が多い! マジ? 晴れてるから、GWだから、震災明けだから、色々あるんだろうけど今日の淀は人多いぞ。だって三冠の時の菊花賞ん時を思えば…。いやービックリ。君らそんなに競馬好きだったっけ? 変なのー。あー、これは荒れちゃう流れだ。そうギリシャ飯を食べたりもしながらしばらくはレース観戦。だって今日はWIN5天皇賞しか賭けませんし。芝レースの時計に改めて高速馬場っぷりを感じる、これ3分12秒台あるで。んー、ジャガーメイル抑えた方がいいのかな。レコード馬場ということで本命トーセンジョーダンの信頼度は確実なものになっていく。
オッズを見ると、オルフェーヴルの人気が全然下がっていない。むしろ前日より集めてね? ま、あんだけ紙面がオルフェ推しだとなー。それにこんだけ人多いとミーハー傾向が高まるってのもあるのかもしれない。よし、オルフェはやっぱ買わん。割に合わん。代わりにさっき思ったジャガメ、あと荻野がプリキュアしなかった時のこと考えてケイアイドウソジンを入れた。よしこれでいいはず。
さぁWIN5、オアシスS。シルクシュナイダーに絶望、ナムラタイタンに脱帽。WIN5即終了。福永のアホー。ちなみに残りのレースは昇竜S、一点勝負を託したイジゲンの道中の酷さと言ったらもうね。オーナーさん、あの石橋って騎手降ろした方がいいよ。所詮バシシュウなんてイケメンなだけwww 福島民友C、本命サイドでここはバッチリ。スイートピーS、プレノタート杉原ェ? WIN5はやっぱり難しいや。


さて、ファンファーレ。スタート、綺麗なスタート。おー、オルフェ意図的に下げて内に入った。やっぱそうするのか。それよかローキンは何やってんのってオルフェの帯同馬だったか。後続はこれで固まるかな。そして前に意識をやると荻野が果敢にプリキュアしようとしてる。いいよいいよー。これはキテるでー。そしてそこ突っついてる二番手はケイアイ…じゃねぇぞビートブラック? えェ? その後ろにナムラがいた。その後ろは…ケイアイじゃない、ケイアイがおらん。あ、いた。お前そこで何やってんだ。つかトーセンもさらに後ろで何やってんだよ、お前らユニバンよりも前じゃなきゃダメじゃん。
そんなこんなでホームストレッチ。前が1000m通過して1分ジャストの表示。レコード馬場なので飛ばしてはいない。なのにこの縦長よ。しかも差がさらに開きつつ感ある。あー、これは決まっちゃいました? ビッグウィークなゴールデンウィーク? そして川田って菊花賞どうやって勝ったか覚えてないんじゃ? ヒルノは不安視してた藤田のオルフェマークが裏目に出そう。
バックストレッチに入った後はもう消化試合や。でも気持ち大金掴んでる感覚よ。トーセンの位置があれで間に合うのか。そしてビートが先に沈んでくれることをただひたすらに祈るばかりよ。突っついた分、お釣りないだろーお前。いやなくして下さい。しかし先に沈んだのは荻野でした。突っつかれた分、こっちがお釣りなくしてたね。そして流れ込めそうな絶好位置だったナムラの行きっぷりが非常に悪い。やっぱ高速馬場ダメだわこの馬。その後ろからはトーセンが凄い勢いで上がってきてて、これは間に合うか? 間に合ってくれ。この後、4コーナー入る時にオルフェーヴルがアップでターフビジョンに映されて場内「キター」みたいな歓声になってたけど、いやもう無理ですから。もうとっくに閉店ですから。その後、勢い良すぎで外に膨れまくってたのワロタ。
トーセン届くか? ゴルハイ耐えてくれるか? しかしもう完全にビートブラックの流れ。行った行った。ビートブラックまんまと逃げきって大金星。今年も荒れた! 見立てで指摘してた通り、やっぱりあれよあれよの逃げ切りが起きてしまった。だからナムラクレセントとゴールデンハインドとケイアイドウソジンを買った。有力どころでは一番前にいるトーセンジョーダンを軸にした。オルフェーヴルは後方で固まる、ヒルノダムールも連れて固まるかも。こんだけ読めていたのに。何この複雑に入り組んだ気持ち。嗚呼、どうしてお前が逃げてんだYO 君が突っついてなければ、もしかしたらこの6−16の紙切れは今頃…。


ちくしょー


そんな風にガックリしてた時、全着順のスローVTRでオルフェとヒルノがぴったり一緒になって入線してたのを見ると笑うしかなかった。藤田はいい仕事したね、うん。その前にトウカイトリックが入線してたのを見て清々しい気持ちになっていく。いやー競馬はこれだから止められんのだろうなぁ。こう馬券外れても尻尾はちゃんと掴んでたんだもの。「素直にトーセン全流しでいいのに」ってなるんだけど、ま、アレな言い方をすれば「今回の件で君が得るべき教訓は、展開を読み切ることを善と捉えすぎる為に相手候補までもその枠にはめ込もうとしてしまうことだ」という感じなのかな。うまい具合にJRAの手のひらの上で踊らされてるんだろうな俺。絞り方は楽しみでもあるので治す気ないけど、でもスピード指数はもう少し真に受けようと思った。デイリースポーツ最高や!

しかしまぁ何ですか、あれですよ、こんな「大波乱だったから=誰も応援してなかったから」ってのは当然あるでしょうけど、場内の皆さん、せめて表彰式くらいもっと祝ってあげられませんかね。ほらターフビジョン見てくださいよ、爽やかなイケメンが立っているじゃないですか。おめでとうイケメン。逃げてるのに坂下る前に仕掛けてるとかお前どうかしてるよ。でもそれだから勝てたよな。素晴らしい。ひとつ前のレースであんな騎乗してた騎手がお前? まぁ経緯がどうあれ、立派な勝者な訳ですから、拍手くらいもう少しあってもいいんじゃないのかな。しましょうよ。なのに、そないしてドッと退けはらんでもええんちゃいますやろか。もう少し余裕持たはるんがよろしおすえ。これはファンと騎手との集いの最後、司会者の方への対応でも言えるんだけども。「映画のスタッフロールの扱い」でも同じかな? 敷物の場所取りなんか特にそうだけどああいう余裕無い人が多いのを見るとゲンナリする。そんな今年の天皇賞・春でした。


あ、オルフェーヴル。どういうことか。メンコ効果で気性の悪さは軽減してたと思う。それが裏目に出たとも考えたが、家帰ってJRAのサイトでオルフェの上がり34.0ってのを見るとね。他ライバルの方が切れてたりだとね。ま、今までのオルフェーヴルが「馬場やペースに対する適正」「他ライバルの消極性、逆にオルフェーヴル(池添)の自信からくる横綱相撲」らによって支えられてきた、単にオルフェーヴルはこれくらいの力量だよっていう証左のレースだったんじゃないかな。今回は逸走再審査の件によって、自信の要素が失われてる。だから、あの位置からあの競馬、あの展開を作らせた。なら積極的に運んでいれば勝てたのかというと、レース前までならそれを支持してたと思うんだけど、他ライバルとどっこいどっこいだった今回だけに…。クイーンスプマンテブエナビスタの様な「一頭だけ違う」というものではなかったので支持が難しくなる。


イベントでの騎手たちによるレース回顧、もう少し人増やしてほしいな。昔は10人近くでやってたのにね。まぁいいや。それによるとケイアイドウソジンは反応が悪くて先行できなかったとのこと。高速馬場に対応できなかったのかもしれないなー。それでも「もっとガツいて押してけよ、ケイアイにそれ以外ないだろ」とおそらく誰もが思ったのを岩田が言ってくれたw でもお前が言うなw 武と四位の二人はトウカイパラダイスの位置取りにやられたとか何とか。あと仕掛けのポイントのところで「後ろのオルフェーヴルがマクって来ないので動き辛かった」と言ってたけど、「それを待つからオルフェーヴル三冠馬にしたんでしょーが」って話だと思うんだけどなぁ。競馬は、ペースを感じて、タイミングを図り、ここぞいう時にGoサイン出すこと。だから「リズム」が競馬で一番大切なものなんでしょー? 来年は藤懸クローバーZ待ってるよ!