ダンスダンスグラス

回顧書かなきゃいかんだろという事で、ちょこっと触れる。スリーロールスの戴冠ですか。いやぁ競馬はロマンだねドラマだね、そしてブラッドスポーツだね。やっぱり長距離レースは楽しいや。とりあえず今はこれだけ、後で長々と回顧やら追記しまーす。
しかし馬券買っておけば良かったなぁ…。あーもったいな。



【(今ごろ)追記】
もう語りつくされたというか、書くようなことも特段ないのですが。ま結局、当初の天気予報の雨はありませんで、その為に高速馬場が維持され、「キレのある新勢力」が台頭する結果になりましたね。不安視のあった長距離でも高速馬場が得意なセイウンワンダーは結果を残すことが出来ました。イコピコは所詮イコピコ、やっぱり美味しくは無かった。馬券買わない時に予想がズバリと、何とも言えない気持ち。でもまぁスッキリはしてる。ちなみに上位に来た馬は新勢力ではあるし、新時代みたいな感もあるんだけど、展望で示唆した様に、彼らが夏に特別力をつけてきたとかいう事ではなく相性の問題なんだろうと思う。3分3秒はタイムとしては優秀だけど、高速馬場でリーチが引っ張って行った事から平均タイムだろうしね。まぁそうなんだからアンライバルドの着順は情けなさ過ぎる。この馬まさかマイラーなんじゃねの。しかしダンスインザダークは凄いなぁ。京都3000mのこの適正っぷりは何なんだろう。長いのはこなすけど決してステイヤーって感じもしないんだなこれが。短いとこで結果出す馬もいるし。変な種牡馬だと思う。
勝ったスリーロールスはおめでとう。よく考えれば自分に何かしら縁のある馬だった。伝説の新馬戦、自分は生で見たクチ。ちなみに当時デイリースポーツ読んで◎打ってたのはエーシンビートロン。理由は紙面で調教が好評価、それにエーシンって2歳戦強そうだし、みたいな。でも実際にパドック見て、まず目に付いたのはリーチザクラウンだった。すんげーグッドルッキングで歩様のムードも完璧だった印象が今も残ってる。これはポカしないだろうなぁ、素人でも分かるという感覚。ブエナビスタはちゃんと仕上がって良血だしアンカツだしで押さえなきゃいかんか…という感じだったと思う。本意のエーシンビートロンは評判通りに仕上がっててこれは安心と。一方アンライバルドは見えが凄く悪くて、一挙一動も子供で馬鹿っぽくて「良血なだけで駄馬なパターン(キリッ)」と切ったんだよなぁ。他に印集めてた武のネオイユドゥレーヌも仕上がり悪くて切り。ダノンイチローは普通だったんだけど、ダノン(笑)イチロー(爆)って感じで悪即斬でした。ダノックスさんごめんね。そんな中のスリーロールスリーチザクラウンよりは間違いなく劣るけど二番目に良く見えたのがこの馬。何よりも人気薄だったのが自分の心を離さなかった。何で?いいの?って感じで。自分はアンライが間違いなく飛ぶと思っていたので、3着候補はこれでしょ!とそんな感じで、そしてレース本番で玉砕したのをよく覚えてる。
その後、特に気にかけることも無かったんだけど、天皇賞春の同日の条件戦で再度生で見ることになった。「あー、あの時の馬かー」とそん時になって思い出したくらいの温度感覚。この時はスリーロールスがド本命な紙面。でもパドック見たら自分にはナリタクリスタルが滅茶苦茶よく見え、成績も安定感バッチリ「こりゃ軸に決まったでしょ」。一方スリーロールスは地味で、危険な人気馬の空気がしたのを覚えてるし、何より厩舎コメントが(当然ここを勝って)このあとは放牧して秋に備えますみたいな感じで、「ダービーのトライアル前だってのに条件馬が何吹いてんだテキは馬鹿じゃねーの(キリッ)」と迷わずというか逆ギレ的に切った。そして本番で玉砕。とは言え、勝ちっぷりは鮮やかで、一頭違う馬が居たという印象は確かだった。
それがきっかけにファンに…って事はなかったけど、気になる一頭で。夏競馬が始まり、上がり馬が出てくる中、彼の休み明け初戦にはキターとなったし、その結果は案外だったけど次の野分特別が圧巻でこりゃ本物だと思ったもんです。ただ強いとは言え、キレが強いスピード傾向な印象は変わらずで、菊花賞はどうなんだろ?という不安感はかなりあった(自分はダンス産駒≠ステイヤーな認識なので尚更)。だから本命なんてそうそう思えなかった。惑星としては九十九里特別を勝ったロードアイアンの方がよっぽど相応しかったと思う。それでもこの馬がオススメと言えたのは、やっぱり神戸新聞杯のあの結果が全てなんだろう。タイプとしてはある程度距離こなせるキレ重視なドリームジャーニーやカンパニー、以前だとツルマルボーイ辺りが被るので、この馬しばらくは勝てない善戦タイプになるかもね。そういう不安以上に、来年の天皇賞春がどういうメンバーになるのかがもっと心配、こんな今から。