ダメジャん

Frankel産駒はソウルスターリングとミスエルテの台頭によって、この日本において旋風と呼べるものが昨年に間違いなく起きていた訳だ。少ない輸入産駒の中でこんだけ当たり出したんだもの。ステマ配合みたいなもんだわ。現役当時のあのパーフェクトホースっぷりを知っている我々なら「嗚呼Frankelは種牡馬においてもパーフェクトなのか」と考えるだろう無理もない。今回の桜花賞は当初から道悪が想定されていたが、ソウルスターリングはFrankel×Monsunのコテコテ欧州血統、ミスエルテはFrankel×Pulpitとこちらはパワーのある米国肌、どちらにしても道悪なんて苦にしないだろうと我々が印象として持つのも無理ないんである。
しかし、ふと考えてみると、Frankelが日本において僅かな産駒から活躍馬を出せているなら、本場欧州はとんでもないことになって当然であろう。しかし去年の欧州2歳戦線でFrankel旋風は起きていないんである。Frankelの現役当時の衝撃からして種牡馬入りは鳴り物も鳴り物入りであったろうし、良質な肌が用意されていたはずだ。しかしFrankel旋風は起きていない。なんでや。おかしいやろ。勿論、これから始まる欧州3歳戦線で活躍馬がどんどん出てくるのかもしれない。しかしそれは絵に描いた餅で、今言えるのはFrankelは向こうでどうもイマイチっぽい、なんである。
これが意味することは、実はFrankelって硬い馬場に向いた素軽いスピードをもたらす種牡馬で、だから活躍が日本に偏ったんじゃねの？つまり柔らかい馬場や道悪ってダメなんじゃ？アレっ今回危なくね？　逆神で知られるデイリーの危険な人気馬のコーナーでは、この馬が内ラチ頼りで勝ってきたことに触れていて「確かに」と思った。仮に道悪適正があっても馬場の悪い内側なんて前が壁になるリスクも考えたら態々通らせたくないんだし尚更危ないじゃん、なのに1.1倍とかこれは高配当の気配じゃね？　
あとは簡単だ、過去のデータからは前走惨敗しているような馬は絡んでこないのだし、主力のチューリップ賞組からリスグラシューを本線として買えばいいだけだ。ミスパンテールはいくらなんでもキャリアが不足しているので切っておこう。ソウルスターリングは一応頭が怪しいというだけで馬券圏内としてちゃんと押さえておこう。さすがに惨敗ってことはないやろうし。あとは各トライアルの勝ち馬や上位馬をピックアップすればいいだけだな。大物と評判のAミヤビは当然として、ライジングリーズンなんか渋そうでいいじゃない。カラクレナイもローエン産駒なら馬場苦にしないだろうしマイルへの距離不安も全くないだろう。展開も流れが速くなりそうで折り合いもどうにかなりそうだ。そうそうデータ的にはディープ産駒が絡みやすいのだから別路線組でもカワキタエンカは抑えておいた方がええな。よっしゃこれでワイは勝ったで。
　　
　　
8000円負けた