ああよかった

この夏にエイダイサンボーイ号が地方所属を抹消されており、これによりヒシミラクル産駒は存在しなくなった。いずれは来るべきもので覚悟もとうに出来ていたがやはりしんどいもので脱力。何よりしんどいのはヒシミラクル種牡馬として30頭ほどの競走馬を送り出してきたんだが、牡馬の活躍はミラクルルーマー号の1000万条件止まりでサイアーラインがつながらないのはしょうがないとしても、牝馬が全て繁殖入りしなかったことで完全に血が途絶えるということでこれが本当にキツかった。
ところがエイダイサンボーイ号の引退で、色々とデータ調べて直してたら、なんとプリマチュチュ号が繁殖牝馬登録しているではないか。この馬、2013年の夏に引退していたがその後音沙汰がなかったのだ。JRAでの競争成績は未勝利止まりであったものの、2着3回と勝ち上がれるチャンスが十二分にあった馬で、抹消後は育成していたBTCの方に戻っており、主戦だったオギタクのブログにも地方で巻き返すぞみたいなことが書いてあって、繁殖でないなら地方になるのかと思ってたが、ずーっと音沙汰なしで。それで諦めていたのに2016年の今になって登録だよ。いやあよかった本当によかった。ステイゴールド産駒の席巻でディクタスの血が再評価されるようになったりして、ヒシミラクル自身のプライベートな復帰を期待はしていたが、それは叶わずで、なら牝系でどうにかならんか、あゝどうもならんようだ、ちくしょう、みたいに思ってたんだ俺は。それがこうだ。どの種牡馬と交配されたか、されるのか、それはまだ分かっていないが、奇跡は確かに繋がったんである。たまらん。もしプリマチュチュの仔たちが活躍すれば、今17歳のヒシミラクルのプライベート復帰の可能性が開かれるかもしれない。そして何より俺が競馬を続けられるパイプが維持された。
プリマチュチュはヒシミラクル×サウスヴィグラス×ナグルスキーなので、何でもOKな肌でしょう。ただし生産者はおそらく零細っぽいので出せる額が望めないでしょうからある意味で何でもOKとはいかない。地方ダートの潰しが狙える点だとスマファルやエスポあたりが妥当か。面白いのは馬名の共通項は勿論エンドスウィープのクロスが魅力のパドトロワとか良さげ。勿論、ゴールデンサッシュ×サッカーボーイを狙ってもいい。ただステゴ系は種付け料がなー。でも悪魔のささやきみたいなクロスだからなー。父ゴールドシップ×母父ヒシミラクルとかクラブ馬として案外アリなのかもしれん。