こっちで、違法共有云々

やはり100字だと伝わりにくいですね。

全く同感。ブコメじゃ限界だなぁ、じゃあサイトの方でレスするかーと色々書いてみたら、数百文字級になって流石にこれは…と言う感じに(笑)。 なので、その後にheatさんが長文レスしてたのには滅茶苦茶ウケました。こちらも拙い文ですが長々書いてみます。

時代に対応することは、産業側に望むばかりではなく、ユーザも産業側の出した応えに応じなければ始まらないとも思っています。

過去や経緯な話をすれば、欧米はアルバム主体なビジネスでシングル市場は充実していませんし、レンタル市場も海外にはありませんよね。リスナーに与えられた選択肢というものは、ほぼアルバム一択と非常に狭いものだったと思います。そういった中では消費者の不満が出てくるのも当然で、これを追い風したNapster等の躍進は必然だったんだろうと思います。

しかし、今では単曲で安価な販売経路が整備されましたし、煩わしいDRMも消える方向にあります。Webで新曲の無料試聴を行わせるアーティストが珍しくもない今日。終いにはLaLaやSpotifyの様な、まるで白旗を揚げた様なサービスまで認可されており、音楽業界(消費者を取り巻く状況)は随分変わったものだなぁと自分は思います。

ところが、違法共有の問題は減るどころか…です。ユーザー意識も相変わらずな風に自分には見えます。果ては、それをまるで擁護するかの様な論調も度々見かけたりなんかも。自分は、「そんな現状こそ問題視されるべきでは?」「そしてそれは消費者側からこそ興るべきでは?」と思っています。「何であろうと違法共有はあるべきでない」「言い訳は決して出来ない」、これを音楽ファンだけでなく全ての人に第一のポイント(ベース?)として思ってもらい、行動&議論して欲しいんです。対価を払って得られるものを払わずして得る、やっぱりこれは不公平な行為なはずですから。たとえ、「それまでどれだけ音楽に投資してきた〜」でも、「ライブには行くから〜」でも、ダメなものはダメ。「JASRAC解体!」「DRM廃止!」と言うならば、いやそれを叫ぶ為にこそ、声を同じくしてもらいたいです。違法共有を減らす為だけでなく、そしてその先の望ましい市場(orコミュニティ)の形成には、消費者側(世論)からの空気作りが非常に重要だろうと自分は思っています。

よくある言い分で「多くの人に聞いてもらった方が〜」があると思うんですが、それを是非し行使する決定権を持っているのは我々(消費者側)でなく生産者側です。そして当の生産者側(現実的に大手メジャー)は今のところ「NO」であり、法的手段に出たりもしている今日です。法的手段に加え、若しくはコンテンツ運用に関する厳しい制限・規制を行い、その結果市場が縮小するかもしれずとも(仮にそうなったら考えを変えるのかもしれませんが、今はそうではありません)。

できればそうした人たちのデマンドを違法行為ではない何かで埋めて欲しいという願いもあるのです。

そうですね。リスナーの音への欲求や需要に応え切らないってのは大変もったいないこと。しかし向こうもビジネスですから(今の音楽は良くも悪くもビジネスライク)。我々が文句や不満を言うには言えども、それを向こうに通させるのは中々困難な事だろうなぁと思います。解決の為のアイデアやヴィジョンってのは色々出せると思いますが、違法共有に押されている現状、動き辛い面もあるのだろうなと思います。お互い硬直し合ってる為、事態が停滞してしまってる感じですかね。「じゃあ違法共有だ!」「俺らを規制するな!」「自由だー!」それは絶対に間違ってる(笑)。
結局のところ、もし合法的な経路が用意されていなければ、我々は我慢するしかないんだと思います。いやまぁ、自分で書いてて、何と馬鹿げた話なんだろうとは思うんですけども。

ただ、そのジレンマ?を埋める存在としてインディーやらの別勢力・新勢力があるはずなんですよね。実際、当の彼ら自身はフットワークの軽さを以って上手く立ち回ろうとしています。HeatさんがヨイショするJamendo(CCLコンテンツ)もそこにありますし、まさに「そんな時間と余裕があるのならCCLコンテンツを漁る方向に割け!」であるべきなんだろうと思います。自分としては「メジャーにおんぶ抱っこ、その上駄々までこねるのはもう止めなよ」と言いたいですね!

インターネットによる大きな波が音楽業界に変化を与えていくのは必然なんだけども、それが「違法共有に屈しますた」、一方「大勝利!」なんてのは、下衆の境地と言う他無いですよ。ともかく、違法ユーザーも合法ユーザーも音楽が好きということは何ら疑うことの無い共通項ですし、その情熱やパワーをもう少しマシな方向に注いでくれたら…と願うばかりですねー
以上、長々とした蛇文でした。ブログとか初めてでこっぱずかしー