やりきれない

一時期、明智光秀が討たれた場所近くの社宅に住んでたことがあって。京阪の六地蔵駅はよく利用してた。特に競馬で、というか競馬のみで。ある日、同僚と競馬行って、お互いエエ感じに勝てたこともあり、帰りに六地蔵駅の真ん前の焼肉屋で飯食ったことがある。俺は人よりはアニメ理解る方だと思うけど、同僚はYシャツの下に「どこで売ってんねんそれ?」的なTシャツ着てくるような、「萌えがお好きなのね」な奴で。そんで肉食ってる時に彼に教えてもらったのがあの現場だった。木幡んとこは知ってたけど、こっちは全然知らなくて。食い終わったあと、ホントにすぐそこだったんで連れてもらった。日曜だし夜だしで、かつ見た目ただの建物なんで、オーラみたいなもんは全く感じなかったんだけど、それはまぁ木幡んとこもそうだし、そういや王将本社とかもそんなんだからある種の京都あるあるだと納得して。ただ、「へー」って見てた。

今は住んでるとこ変わったから六地蔵駅には特に寄らんけど、仕事で木幡んとこを車で通るのは日常だったりする。俺はここのアニメほとんど見たこと無いんだけど京都贔屓な性分なんで応援してたし、地元の誇りみたいなのもある。だからこそ京都で惨事が起きると毎回やり切れないんだけど、今回は事件の性質もあってかなりキツい。本当にやりきれない。報道で警備システム云々が触れられてたけどアレはウチもそういうとこがあるんだ。そういうとこもやりきれない。安らかに、なんて無理なんだ。祈りとかいう無力でしかないものにしかすがれないことの辛さ、だ。